超強磁場で現れる新しい固体酸素



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図1.酸素分子の対(O2-O2ペア)が取り得る配列の型.
通常はH型を取るが、非常に強い磁場の下ではS型やX型に変化すると予想される。  






図2.固体酸素アルファ相の磁化の磁場依存性(磁化曲線).
測定温度は−269℃. 磁場上昇時、120テスラ付近での急激な増加(赤矢印)が
新規相への相転移を表している。70テスラ近傍で元のアルファ相に戻る(青矢印).






図3.(上)横型一巻きコイル法によって得られた磁場の時間依存性.
(下)固体酸素アルファ相の光透過スペクトルの2次元画像. 
強磁場下で新規相出現に伴うスペクトルの劇的変化が観測されている.






図4.
a 一巻きコイル法における磁場発生コイル. 磁場発生前(奥)、磁場発生後(手前).
b 横型一巻きコイル法装置.  (光学スペクトル測定に使用)
c 縦型一巻きコイル法装置. (磁化測定に使用)